配信後に「感覚だけ」で終わらせると伸び悩む|VTuber活動の振り返りメモの作り方と数字・感想の分け方

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週のはじめに整える1つのテーマ:配信後の振り返りを「感覚メモ」と「数字メモ」に分けて残す。

この記事でまず伝えたいこと

今回のテーマは「配信後の振り返りメモを数字と感想に分けて残す」こと。「楽しかった」「なんか微妙だった」だけで終わると、次回に何を変えればいいか判断できない。数字と感想を別欄に5分で書き留める習慣が、改善の速度を変える。

配信が終わったあと、疲れてそのまま寝てしまう。あるいは「今日はちょっと盛り上がったかな」と感じるだけで次の配信に進む。個人VTuberの多くがこのサイクルに入りやすいと言われています。

問題は、感覚が正確でないことではなく、感覚と数字が混ざったまま記録されると、次回どこを直すべきかが見えなくなるという点です。「楽しかったのに同接が少なかった」「盛り上がった気がしたのにコメントが少ない」——このズレを解消するのが、今回の振り返りメモです。

今回見直すポイント

今回のテーマで見直すのは「配信後の記録の分け方」です。振り返りをしていない人だけの話ではなく、すでにメモを取っている人にも当てはまります。

個人VTuberが伸び悩むとき、原因は大きく4つの段階に分かれると言われています。「見つかっていない/クリックされていない/すぐ離脱されている/また来る理由が弱い」という順番で、どの段階で止まっているかによって打つ手が違います(参考:d-gear.biz)。

ところが、感覚だけの振り返りでは「なんとなく見られていない気がする」で止まってしまい、どの段階の問題なのかが特定できません。

数字を見れば「インプレッションは出ているがクリック率が低い=タイトルかサムネが弱い」とわかります。感想を見れば「冒頭で自分が長く話しすぎた=そこが離脱ポイントかもしれない」と仮説が立てられます。

この2つを同じメモに混ぜず、別の欄に分けて書くことが、改善の第一歩です。

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具体的な手順

配信が終わったあと、5〜10分でできる手順にしています。YouTube Studioのアナリティクスを開いたまま、以下の順番で進めてください。

順番 やること 確認すること 終わりの基準
1 数字を3つだけメモする 同接ピーク/コメント数/冒頭3分の視聴維持率(YouTube Studioで確認) 数字が3行書き出せたら完了
2 盛り上がった場面を1つだけ書く 「○分ごろ、○○の話でコメントが続いた」「スパチャが来た直後のやり取り」など 時刻または話題名が1行書ければ完了
3 うまくいかなかった場面を1つだけ書く 冒頭が長かった/音が割れた/話題が途切れた、など。原因の仮説も1行添える 「○○だったから△△かもしれない」の形で1行書けたら完了
4 次回直すことを1つ決める 手順3の仮説をもとに「次回は冒頭2分以内に今日の内容を言う」など具体的に 「次回は○○をする」の形で1行書けたら完了
5 次回の告知文をXに下書き保存する タイトル候補、配信日時、今回の盛り上がり場面への一言リンクを入れる 下書きが保存されたら完了

YouTube Studioのアナリティクスは、公式ヘルプ「YouTube Studioでアナリティクスを確認する」でも詳しく説明されています。「インプレッションのクリック率」と「視聴維持率」を見る習慣から始めるのがおすすめです。

なお、VTuber専門のデータサービスとしてVSTATSもあります。個人勢には少しハードルが高いですが、同ジャンルの配信傾向を眺めるだけでも参考になります。

初心者VTuberがやりがちな失敗

【失敗1】感想だけ書いて数字を見ない

「今日は楽しかった!」だけでは、視聴者側から見た状況が一切わかりません。配信後すぐにYouTube Studioを開く習慣がないと、インプレッションやクリック率は翌日には記憶からなくなります。

配信直後に30秒だけStudioを開くことをルール化しましょう。

【失敗2】毎回「全体的に改善する」と書く

次回直すことを「もっと話を盛り上げる」「テンポを良くする」のように広く書くと、実行できません。「冒頭2分以内に今日やることを言う」「ゲーム開始前の雑談を3分以内にする」のように、1つだけ・測れる形で書きます。

【失敗3】振り返りメモを読み返さない

書いても次の配信前に開かなければ意味がありません。配信前チェックの冒頭に「前回のメモを1行だけ読む」を入れることで、前回の仮説が今回に活きます。

参考にする公式ページ

振り返りに使うデータの見方は、YouTube 公式ヘルプ「チャンネル アナリティクスについて」が一番確実です。インプレッション・クリック率・視聴維持率・流入元の見方が公式の言葉で説明されています。

また、Vクエ大学(vtuberquest.com)では、配信内容をAIが解析してタイムスタンプを自動生成するツールや、配信市場の分析レポートが公開されています。「どの場面が盛り上がったか」を数字で確かめたいときに参考になります。

そのまま使えるチェックリスト

配信直後5分でできる振り返りメモのテンプレートです。そのままコピーして使ってください。

  • 【数字①】同接ピーク:__人(YouTube Studioで確認)
  • 【数字②】コメント総数:__件
  • 【数字③】冒頭3分の視聴維持率:__%(Studioの「視聴者維持率」グラフで確認)
  • 【盛り上がり】__分ごろ:「__(話題/出来事)」でコメントが増えた
  • 【うまくいかなかった場面】__分ごろ:「__」→原因の仮説:「__かもしれない」
  • 【次回直すこと1つ】「次回は__する」(測れる形で1行)
  • 【次回の告知文(Xの下書き)】「__(配信タイトル候補)/日時:__/今日の見どころ:__」

まとめ

今日やることは1つ:今夜の配信が終わったら、YouTube Studioを開いて「同接ピーク・コメント数・冒頭3分の視聴維持率」の3つだけをメモする。

感想欄と数字欄を分けて書くだけで、次回の「直す1つ」が決まるようになります。個人VTuberとして活動を続ける上で、週に1回このメモを積み上げることが、感覚に頼った伸び悩みから抜け出す最短の道です。

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