結論は、16講演を全部追うより、今止まっている制作工程を1つ選び、視聴後の完成物を先に決めることです。
この記事でわかること
今回のテーマは1つです。「Blenderを勉強する」ではなく、次に完成させたい成果物から学ぶ講演を選ぶ方法を整理します。3Dに詳しくない個人VTuberでも、お姿、動き、ショート映像、配信素材のどこから手を付けるか判断できます。
今回の主役にするニュース
| ニュース | 選んだ理由 | 読み取った動き | 個人VTuberへの示唆 |
|---|---|---|---|
| 「Blender Fes 2026 AW」セッション情報公開 | 3D制作を一括りにせず、背景、シェーディング、リギング、ショート映像など工程別に確認できるため | 高機能なツールの紹介より、制作の詰まりを工程ごとに解く学習設計が前に出ている | 自分で全工程を覚えず、今の活動に必要な1工程だけを選びやすい |
ニュースから先に読み取れるのは、Blenderの用途が「3Dモデルを作る」だけではないことです。
お姿の見え方を整えるシェーディング、動きを作るリギング、短時間で伝えるショート映像、配信や企画に使うリアルタイムコンテンツまで、同じソフトでも学ぶ入口は分かれています。
PR TIMESの内容要約
株式会社ボーンデジタルは、CGWORLD主催のオンラインイベント「Blender Fes 2026 AW」を、2026年9月26日・27日の2日間に開催すると発表しました。
今回で7回目となり、初級者から上級者までを対象に全16セッションが予定されています。
公開されたテーマは、CG背景、キャラクターシェーディング、アニメルック、2Dアニメ的なアクション演出、エフェクト、リギング、アドオン、ショート映像、モーショングラフィックス、VRChatワールド、AIを使ったモデリングなどです。
開催時間は両日とも10時から19時45分までで、会場はオンラインです。前売券は税別4,000円、当日券は税別5,000円と案内されています。購入者には、イベント終了後に視聴期限6か月のアーカイブ配信も予定されています。
VTuber活動に直接関係しやすい講演としては、「絵作りと効率を両立させる、キャラクターシェーディング技法」「ボーン1本から始めるキャラクターリギング」「短時間で心を掴む!
自主制作から学ぶ、魅力的なショート映像制作」「VRChatワールドができるまで」などが挙げられます。
ここまでが発表とBlender Fes 2026 AW公式ページで確認できる内容です。以下は、VTuber活動ナビが個人勢の制作ワークフローへ置き換えた分析です。

深掘りすると「ソフト」より「成果物」で選ぶべき
初心者が見落としやすいのは、Blenderを学ぶこと自体を目標にすると、終わりが見えなくなる点です。
モデリング、マテリアル、ボーン、アニメーション、カメラ、照明、出力設定はつながっていますが、配信活動で同時に必要になるとは限りません。
たとえば、すでに3Dのお姿があるのに「Blender初心者講座」を最初から見直すと、知識は増えても次の投稿は完成しません。反対に「表情は良いのに動きが硬い」と原因を分ければ、リギングやアクション演出に絞れます。
| 今の悩み | 先に見る工程 | 関連する講演例 | 視聴後に作る成果物 |
|---|---|---|---|
| お姿が平たく見える | シェーディング・アニメルック | キャラクターシェーディング技法/アニメルックのつくりかた | 同じ構図で見え方を比べる静止画2枚 |
| 腕や髪の動きが不自然 | リギング・アクション | ボーン1本から始めるキャラクターリギング/2Dアニメ的アクション演出 | 3〜5秒の動作テスト1本 |
| 3Dショートが最後まで作れない | 短尺映像・モーション | 魅力的なショート映像制作/モーショングラフィックス表現 | 15秒以内の無音テスト動画1本 |
| 配信空間を作りたい | リアルタイム空間 | 体験型リアルタイムコンテンツ/VRChatワールドができるまで | 配信で使う1カットの構図案 |
選ぶ基準は「面白そう」より「視聴後に何を1つ完成させるか」です。講演名の魅力だけで選ぶと、メモが広がりすぎます。先に成果物を決めれば、視聴中に拾う設定値、作業順、注意点も絞れます。
個人VTuberが真似できること・真似しない方がいいこと
真似できることは、制作を工程で分けることです。外注している場合も同じで、「3Dを良くしたい」ではなく「髪の揺れを自然にしたい」「15秒の登場映像を作りたい」と成果物で相談すると、依頼範囲を共有しやすくなります。
真似しない方がいいことは、講演で見た技法を現在のお姿や配信環境へ一度に追加することです。アドオン、AI機能、複雑なノードは便利でも、利用条件、対応バージョン、PC負荷、既存データとの相性を確認せず本番ファイルへ入れると、戻しにくくなります。
弱い例:「Blenderを使えるようになる」とだけメモする。
改善例:「9月中に、正面を向いて手を振る5秒動画を1本書き出す。そのためにボーンとアクション演出だけ確認する」と書く。
購入を迷う場合は、16講演のうち見たいものを先に3本挙げ、その3本から作る成果物を1つ言えるか確認してください。言えない場合は、今は見送る判断もできます。
イベント参加費だけでなく、視聴と検証に使う時間も制作コストだからです。

視聴前・視聴中・視聴後の3段階テンプレ
- 視聴前:今止まっている工程と、完成させる成果物を1行で書く。
- 視聴中:手順、設定値、失敗しやすい点の3種類だけをメモする。
- 視聴後:元データを複製し、30〜60分で小さなテストを1回だけ行う。
そのまま使える管理メモは、次の形です。
困っていること:手を振る動きが硬い
見る講演:リギングまたはアクション演出
拾う内容:ボーンの役割/動きの緩急/やり直せる保存方法
作るもの:5秒の手振り動画
終わりの条件:旧版と新版を並べて1つ違いを説明できる
注意点は、本番用のデータを直接編集しないことです。複製したファイルで試し、使ったBlenderのバージョン、追加したアドオン、変更した工程を残してください。外注モデルの場合は、改変してよい範囲や利用条件も先に確認します。
結論から決める次の行動
今日やることは、Blender Fesの講演一覧から今の詰まりに関係する制作工程と講演を1つだけ選ぶことです。次に、視聴後に作る5〜15秒のショート動画、比較画像、構図案のどれか1つを決めます。
- 今困っていることを「見た目・動き・短尺映像・配信空間」のどれかに分けた
- 関連する講演を1本に絞った
- 視聴後に完成させる成果物を1つ決めた
- 本番データとは別のファイルで試す準備をした
- 外注モデルなら改変範囲と利用条件を確認した
3D活動をこれから始める段階なら、機材や制作環境を一度に増やさず、初心者VTuber向け活動スタートガイドで活動の土台を先に整理する方法もあります。
まとめ
Blender Fes 2026 AWの16講演は、3D制作の広さを示すと同時に、全部を覚えなくてよいことも教えてくれます。
個人VTuberは「Blenderを学ぶ」ではなく、「次の成果物に必要な1工程を学ぶ」と決めるのが近道です。まず講演を1本選び、視聴後に小さな完成物を残してください。


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