個性で勝負するVTuber事務所VARiSE。その現在の体制と、所属前に見るべき点を整理します。
先に押さえる要点:VTuber事務所VARiSEとは?所属4名…
VTuber事務所VARiSE(ブイアライズ)の成り立ち、現在の所属タレント、運営会社が持つ支援機能、オーディションの公開状況を紹介します。
結論から言うと、VARiSEは歌、食、声、キャラクター性などの尖った個性を、配信以外の活動にも広げたい人と相性を考えやすい事務所です。
ただし、収益分配、権利、活動ノルマ、制作費負担などの契約条件は公式サイトだけでは判断できません。応募再開時には、理念だけでなく契約内容まで確認する必要があります。
VARiSEとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | VARiSE(ブイアライズ) |
| 種別 | VTuberプロダクション |
| 現在の運営 | 株式会社サイバースター |
| 運営会社の設立 | 2024年4月 |
| 親会社 | 株式会社ピアラ |
| 現在の所属 | 公式サイト掲載4名 |
| 公式サイト | https://cs-varise.com/ |
名称は「Virtual」と「Rise」を組み合わせたものです。
公式サイトでは、バーチャルという舞台で立ち上がり、個性を活かして目標へ進むタレントを支援する事務所と説明されています。
指定されたPR TIMESはVARiSEの前身を伝える記事
今回指定された2023年9月のPR TIMESは、現在のVARiSEが誕生する前の情報です。
当時、株式会社ピアラはVTuber事業への参入と、プロダクション「Fairy」の第1期生オーディション開始を発表しました。
第1期生として用意されたのが音狼ビビさんです。歌唱力とアーティスト展開を見据えたタレントとして企画され、ファンクラブやデジタルコンテンツ販売を含む支援方針も示されていました。
その後、VTuberマネジメントやIP事業を担う株式会社サイバースターが2024年4月に設立され、2025年6月にFairyはVARiSEへ改名・再編されました。
FairyからVARiSEまでの沿革
| 時期 | 動き | 読み取れる変化 |
|---|---|---|
| 2023年9月 | ピアラがVTuber事業とFairy第1期生オーディションを発表 | 歌とアーティスト展開を軸に事業開始 |
| 2024年4月 | 株式会社サイバースター設立 | マネジメント、イベント、IP管理を専門会社へ集約 |
| 2025年6月 | FairyをVARiSEへ改名し新体制を開始 | 歌だけでなく「個性そのもの」をブランド化する方向へ拡張 |
| 2025年 | 所属4名によるハロウィーンイベントを開催 | 配信、物販、1on1、リアル交流を組み合わせる運営へ |
| 2026年7月確認時 | 公式サイトに4名を掲載、オーディションは準備中 | 少人数体制を維持しながら次回募集を準備 |
2025年のリニューアル発表では、「Virtual × Rise」を軸に、比較ではなく各タレント固有の価値を育てる方針が示されています。
VARiSEの所属タレント4名
2026年7月3日に公式サイトを確認した時点で、4名が掲載されています。
| タレント | 公式が示す特徴 | 活動の入口 |
|---|---|---|
| 音狼ビビ | 食べることと歌うことが好きな狼っこ | YouTube / X |
| 霜降いちぼ | 笑いと肉汁を掲げる黒毛和牛A5ランクVTuber | YouTube / X |
| 天羽ミカド | 天界から舞い降りたVSinger | YouTube / X |
| 結栞そまり | 声で日常を彩ることを掲げるVTuber | YouTube / X |
4名を同じ配信ジャンルへ揃えているのではなく、歌、食、笑い、声という異なる入口を持たせています。
この構成は、VARiSEが掲げる「個性で勝負する」という方針を、所属一覧そのものでも見せていると考えられます。
VARiSEの運営会社が持つ支援機能
VARiSEを運営する株式会社サイバースターは、VTuber事務所だけを運営する会社ではありません。
同社の公式サイトでは、次の事業が紹介されています。
| 事業 | できること | VTuber活動との接点 |
|---|---|---|
| プロダクション | 育成・マネジメント | 活動方針、案件、制作進行の支援 |
| ファンクラブ | 月額制コミュニティの運営 | 継続収益と限定コンテンツ |
| オンラインカプセル | デジタル商品・グッズ販売 | ボイスやオンラインくじの展開 |
| コラボカフェ | 企画・運営 | IPとリアル店舗をつなぐ施策 |
| レーベル | 映像・出版物を企画から販売 | 配信外の商品制作 |
| IP構築 | VTuber・オリジナルIP制作 | キャラクター制作と展開 |
ただし、これらは会社全体の事業機能です。所属すれば全機能を無条件で利用できる、費用負担がない、案件が保証されるという意味ではありません。
実際にどこまで利用できるかは、所属契約と個別の活動計画で確認する必要があります。

少人数事務所だから見える特徴
VARiSEの公式サイトに掲載されている所属タレントは4名です。
大人数グループのように同期や箱全体の規模で見せるより、各タレントの短い紹介文で「何の人か」をはっきり分けています。
少人数体制で期待できる点
- 所属タレント一人ひとりのコンセプトが埋もれにくい
- 事務所内コラボで関係性を作りやすい
- 商品やイベントを4名単位でまとめやすい
- 個別の得意分野を企画へ落とし込みやすい
一方で、事務所の知名度だけで大量の視聴者が流れ込むとは限りません。
少人数だからこそ、自分の企画力と発信力も強く求められる可能性があります。
リアルイベントから見える収益化の設計
VARiSEは2025年に、所属4名が出演する「VARiSE Halloween Party 2025」を実施しています。
公式イベントページでは、現地とオンラインの1on1トーク、2ショットチェキ、アクリルスタンド、タペストリー、ボイスチェキなどが展開されました。
単に全員で配信するだけではなく、現地参加、遠隔参加、グッズ購入という複数の応援方法を用意しています。
この実例から、VARiSEはYouTube広告や投げ銭だけに依存せず、ファンとの関係を商品・イベント・会員施策へ広げる運営を重視していると読み取れます。
現在のオーディション状況
2026年7月3日にVARiSE公式サイトのオーディション欄を確認したところ、応募ボタンは「準備中」と表示されています。
そのため、現在応募できる常設オーディションが公開されているとは確認できません。
2023年のPR TIMESに載っている音狼ビビさんの募集期間や審査方法は、すでに終了した旧オーディションの情報です。次回募集の条件として流用しないよう注意してください。
公式サイトでは、好きなことや得意なことを武器に、人の心を動かしたい人、長く活動を続けたい人を求める方向性が示されています。
募集再開を待つ場合は、VARiSE公式Xと公式サイトを確認するのが安全です。
VARiSEに向いていそうな人
| 向いている可能性がある人 | 応募前に考え直したい人 |
|---|---|
| 歌、食、声、一芸など一言で説明できる強みがある | 事務所に入れば活動テーマも考えてもらえると思っている |
| 配信以外に商品・イベント・企業企画へ挑戦したい | YouTube配信だけに集中し、外部企画を望まない |
| 少人数の中で自分の役割を作りたい | 大規模な同期デビューや強い箱内流入だけを求める |
| 自分から企画案や目標を伝えられる | 運営からの指示だけで活動したい |
| 長期的なIP・ファンコミュニティを育てたい | 短期間で結果が出なければ活動を止める予定 |
応募前に確認したい契約チェックリスト
- キャラクター、Live2D、YouTubeチャンネルの権利者は誰か
- 収益分配は広告、投げ銭、案件、物販、ファンクラブでそれぞれ何%か
- イラスト、機材、楽曲、動画制作の費用を誰が負担するか
- 配信頻度や活動期間に最低条件があるか
- 企画・ゲーム・歌枠の許諾確認を誰が担当するか
- 企業案件を断れる条件と、案件選定の流れ
- 契約終了時に名前、姿、SNS、チャンネルを引き継げるか
- 休止、病気、炎上、誹謗中傷への支援範囲
これらはVARiSEに問題があるという意味ではありません。
どのVTuber事務所へ応募する場合でも、活動を長く守るために書面で確認したい項目です。
面談で使える質問例
質問1:私の「歌と料理」という強みを、半年間でどのような企画へ展開できますか。
質問2:担当マネージャー1人が受け持つタレント数と、定例面談の頻度を教えてください。
質問3:ファンクラブやオンラインカプセルを使う場合の手数料と制作費負担を教えてください。
質問4:活動開始後6か月で、事務所と本人がそれぞれ達成すべき目標は何ですか。
質問5:契約終了時、活動名・モデル・チャンネルをどう扱いますか。
「どんなサポートがありますか」だけでなく、自分の活動案を前提に質問すると、実際の支援内容を見極めやすくなります。
今日からできること
オーディション再開を待つ間に、自分の強みを「歌・料理・深夜ラジオ」のような3語で書き出してみましょう。
その3語から、半年間で作りたい配信、動画、商品、イベントを1つずつ考えると、面談で話せる活動案になります。
あわせてVARiSE公式Xをフォローし、次回募集の条件が公開されたら、権利・費用・活動頻度を今回のチェックリストと照らし合わせてください。
参考にした公式情報
| 情報源 | 確認した内容 | リンク |
|---|---|---|
| VARiSE公式サイト | 理念、現所属4名、公式リンク、オーディション状況 | 公式サイト |
| 2023年PR TIMES | 前身Fairyの開始、音狼ビビ、初回オーディション、当初の支援構想 | 発表を見る |
| 2025年PR TIMES | VARiSEへの改名、新体制、霜降いちぼ・天羽ミカド加入 | 発表を見る |
| 株式会社サイバースター | 運営会社、ファンクラブ、物販、イベント、レーベル、IP制作 | 会社サイト |
| VARiSE Halloween Party 2025 | 4名出演、1on1、チェキ、グッズ、現地・オンライン施策 | イベントページ |
まとめ
VARiSEは、2023年に始まったFairyを前身とし、2025年に「個性で勝負する」方針へ再編されたVTuber事務所です。
現在は音狼ビビさん、霜降いちぼさん、天羽ミカドさん、結栞そまりさんの4名が公式サイトに掲載されています。
運営会社は、マネジメントに加えてファンクラブ、物販、イベント、レーベル、IP制作の機能を持っています。
応募を検討するなら、まず自分の強みを一言で説明できる状態にし、オーディション再開後に収益分配・権利・制作費・退所時の扱いを確認しましょう。


